木曜日, 6月 01, 2006

いや、

例えば、独り言のようなことをこの日記に書くのであれば、それは絶対的に不毛で、単なる自己紹介にしかならないのでは
それともYOMOYAというバンドの構成員の実態を知ってもらい為に書くのであれば、大いに自己紹介結構
でも僕たちは始まりからずっと今までバンド どこまでいってもそれ以上になれるかどうか・・・(望めばそれ以外のものにもなれる)(望まずともそれ以外のものに既になり得ている時もある)

音楽の事を書こう

このYOMOYAというバンドは、色々な要素を含んでいる(或いは含もうとしている)。例えばインストの要素を、ダブやレゲエの要素を、エレクトロニカのそれを、フォークの精神を、ロックのダイナミズムを・・・という風に。それはやはり自分たちが好む音楽をうまい具合にどうにかこうにか体現したいと思っているからで、履き違えたりなんかして、悪く作用すればただの音楽ごった煮になってしまうのだろう、ふとした加減とかで。週に数回ある3時間スタジオのリハーサルのうちに僕らは気付いてみれば40分のカオスを演奏したりする、パートを入れ替えて(稚拙ながらに)30分のインプロヴィゼーションを試みる。そういう経験が―時にはただの遊びになることもあるけど―地味に積み重なって、4人のそれぞれの腹の内に層を重ねて行き、時に自身の音楽(つまりYOMOYA)の中に体現されたりする。あれもやりたいこれもやりたいという気持ちの中に、しかし常に変わらないのは、歌のこと。four tetやmatmos、squarepusherを聴いたりしても、いつも手が伸びてどうしても何度も聴いてしまうのは、flaming lips、rufus wainwright、joni mitchell、pavement、sufjan stevens・・・やはり歌の力に吸い寄せられてしまう。全ての音楽を聴く人間が絶対的に抜け出せない所はやっぱりこの「歌」にあるんだと、僕は思っている。もとい、信じている。僕自身が、それにYOMOYAの人間がそうであるように。歌心は誰の琴線にも触れられる(と思う)から、僕は自分の出来るだけで歌を歌いたい。層として積み重なったものを常に傍らに置いて、そこから歌える歌を、歌うべくして作られたメロディを。このバンドはそういうバンドです。

0 件のコメント: